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2020-09-24

3分で「油絵の描き方」を学んで自分のスタイルを作り上げる方法!

絵画芸術を鑑賞する場合、描いた人の画風やスタイルは、
どんな印象に残るかが重要な意味を持ちます。

裏を返せば、自分のスタイルで表現できていなければ、
覚えてもらうどころか興味すらもってもらえません。

だからこそ、

自分のスタイルを作り上げるためには、油絵の描き方と表現の可能性を
たくさん学んで、「自分に合うスタイル」を見つけ出しましょう。

そこで今回、ミライク・カラのジャンさんより、たくさんある油絵の描き方の
中から、1つだけ教えていただきましたのでご紹介いたします。

今回、描き上げていただいた作品がこちらです。
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【STEP ①】
下地にはアムステルダムのファインパミスメディウムにアクリル絵の具を
混ぜたものを使用しました。ざらざらしていて吸水性の高いものです。

下書きにはクーピーを使いました。
鉛筆では見づらく、クレヨンでは後に直しづらいのでその中間のクーピーは扱いやすいです。
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【STEP ②】
下書きの形を整えつつ、どんな雰囲気にしようか考えながら塗ります。
絵の具の吸い込み具合が描いていて心地よいです。
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【STEP ③】
少しずつ色数を増やしていきます。
ハッキリさせたい場所はエッジをきかせ、そうでない所はぼかしたり、
あまり手を加えないようにします。
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【STEP ④】
背景の色も使って絵に一体感を持たせます。
立体感を出しながら輪郭を削ったり、影や光を追加します。
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【STEP ⑤】
ペインティングナイフを使って、筆では出せない「マチエール」を出していきます。
マチエールとは絵肌や材質効果とも言い、絵の具の擦れた部分や砂のようにザラザラした
部分をわざと残しておき、単調にならないように変化を出していくことです。
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【STEP ⑥】
引き続きナイフでコテコテと塗り重ねます。
色味は後で調節できるので、とにかくマチエールを出します。
気が済むまで塗ったら十分に乾かします。
油絵具は表面だけ乾いていても中身は濡れていることがあり、
その状態で触ってしまうと絵の具が剥がれてしまう事もあります。
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【STEP ⑦】
仕上げは透明度の高い絵具で微調整をしながら塗ります。
せっかく作ったマチエールを潰さないようにしつつ、印象があちこちに移らないように
全体を見ながら描きます。
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以上が、自分のスタイルを作り上げるための7つのステップになります。

絵を描くきっかけはとても大事なことです。
なぜなら、その後の自分のスタイル(画風)にけっこう影響してくるからです。

今回のジャンさんの油絵の描き方をヒントに、どのように表現していくと良いのか、
どのような方向にいけば良いのか参考にするといいでしょう^^♪

人はその時、その時の自分を感じることから「影響を受ける」ようになります。

いろんな画家さんや描いている方からたくさん学び続けることにより、
自分自身の思考やスタイルがまとまっていくのです。

 

いますぐ、油絵をはじめて見たい方!・・・興味がある方、こちらもご覧くださいね。
↓ ↓ ↓
就労継続支援B型事業所で油絵(油彩画)ってできますか?


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